「カレーメシ」が台風や米不足の必需品に?日清食品の“感動がスゴイ”商品戦略に人々がハマるワケフタに書かれた「※ちゃんとしたカレーになります。」という注意書きに自信を感じる Photo by W.Kamata

「コメがないならカレーメシを食べればいいじゃない」と誰かが言ったとか、言わないとか。台風に備える非常食として、米不足への対応策として、日清のカレーメシは一つの有力な選択肢である。これを機に、未食の人も「混ぜたら感動」を実感してもらいたい。その醍醐味をリポートしよう。(フリーライター 鎌田和歌)

米不足のスーパーに並べられていた
「カレーメシ」との奇跡的な出会い

 遡ること1カ月ほど前、友人とスーパーに行った際に強く勧められたのが、日清の「カレーメシ」シリーズである。そのスーパーでは「カレーメシ」がカップ麺コーナーではなく、米コーナーに並べられていた。

 令和の米不足により米コーナーにはほとんど米がなく、その様子を見て「台風も来るし、みんな買い込んでいるのかな」などと話していた。そこで目についたのが「カレーメシ」である。筆者が食べたことがないと言うと、友人は「とにかく一度食べてみて」と熱く語り始めた。

 なんでも、「本当のカレーになる」というのである。「30秒混ぜた後の感動がすごい」とも言う。友人がそこまで言うのであればと思い、購入した。

 価格は税込みで289円。少し高く感じたが、思えばすでにカップヌードルも254円(税込み)のご時世である。カロリーで比較すれば、カレーメシ(ビーフ)は465キロカロリー、カップヌードルは351キロカロリーなので、カレーメシの方がコスパが良いと言えるかもしれない。

 早速実食してみた。

 カレーメシは、お湯を入れて5分待ち、その後30秒以上かき混ぜることで完成する。作り方の欄には「30秒→最高にウマイ!」「60秒→無駄にウマイ!」「300秒→オレがオレじゃなくなる。」と書かれている。