東京から行ってもらった片山慶三が営業所長となり、売主マッセの隊長だった花岡さんや若手の坂本君にも来てもらった。昨日までの売主が今日からは買主のアセットマネジメント業務を手伝うという面白い構図。でも、物件のことを一番よく知っているのは彼らだ。
それとデューデリジェンスを速攻でやってくれたアセット・ワン(ケネディクス関連会社)大阪支店の上薗有一郎君にも来てもらった。彼は物件売却のチーフだ。52棟はすべて彼の差配で売却していくことになる。こうして大阪営業所が始動した半年後、いよいよ物件売却が始まった。
本当に違法物件が売れるのか、不安だったが、そこは商習慣の違う大阪だった。四国の銀行の大阪支店とか、地元の地域密着型の信金、信組が物件を買いたい人(個人投資家や余資運用したい会社)に寄り添ってしっかりと融資をしてくれた。
反社会勢力のテナントを
入居させて売却を妨害
いろいろな属性の買主とも知り合えて、それはそれで非常に面白かった。
記憶している限り買主は大阪が中心だが、大阪以西の、兵庫、島根、福岡などの買主、個人投資家も多くいた。神戸の資産家の親子は、母親と息子で物件を取り合っていたのが面白かった。この親子だけで10棟以上買ってくれた。