「この先は、技術を度外視してフィジカルだけを思いっ切り鍛えて、ハイ、次に技術を、みたいなやり方はできなくなります。シーズンはフル出場が当たり前、その中でトレーニングを続けて結果を出しながら、オフを強化に充てるということになっていきます。
シーズンを戦ってオフに強化、またシーズンを終えてオフに強化ということを続けていくと、強化期間はあと5、6年なんじゃないかなという感覚があります。本当は40歳までフィジカルを強化し続けられたらベストなんですけどね。そうすればピークをさらに先まで延ばせるでしょ。その間に得られる技術をいっぱい詰め込んで、引き出しをいっぱい持っておいて、技術はいつでも引き出せる準備をしておくことが大事かなと思っています」
ピッチャー大谷とバッター大谷の
対戦ならどちらに軍配?
――では最後に恒例の、でも久しぶりのこのお訊ねを……3年前のオールスターゲームに2人いた“先発のピッチャー大谷”と“1番DHのバッター大谷”が対戦したらどうなるかをイメージしてもらったら、大谷さんは「三振かホームラン、ピッチャーの出来次第かな」と仰っていました。