・自分の甥っ子を失った叔母は、放火犯に何と言ってやりたいでしょうか?
最後の質問を読んで私は強い違和感を持ちました。
これらの質問は放火された被害者の気持ちや放火犯への憎しみの気持ちを考えさせるものです。もちろん放火犯がしたことでこの事件が起こったのは間違いなく、放火犯が最も責められるべきです。
しかし、果たしてこの叔母は放火犯を一方的に責められる立場にあるでしょうか。彼女には何も問題はなかったのでしょうか。
ここでペットの生命の軽重について議論するつもりはありません。叔母にとってその犬は自分の家族同然だったのでしょうし、火事という突発的な事態にパニック状態になっていたのかもしれません。でも、結果的に甥っ子の命が奪われました。
飼い主自らが火事の中にペットを助けに行ったというケースや、自分よりも先にペットを助けてほしいと頼んだケースはネットのニュースでも見かけますが、それでも稀です。さらに、誰か別の人に自分のペットを助けに行かせ、その人を死亡させたケースとなると、どのくらいあるのでしょうか。