MCTオイルは
加熱調理に使えない

 MCTオイルの「MCT」とはMedium Chain Triglyceride(中鎖脂肪酸)を略したもの。その名前が示している通り、中鎖脂肪酸100%のオイルということです。MCTオイルはココナッツオイルやパーム核油から中鎖脂肪酸のみを抽出して作られますが、商品によって、100%ココナッツ由来のもの、パーム核油のもの、両方が混ざっているものなどさまざまです。

 MCTオイルは、C8(カプリル酸)、C10(カプリン酸)、C12(ラウリン酸)に分類されますが、この3つの中でも、特にエネルギー効率が良いと言われているのがC8とC10です。どのような成分が、どれくらいの比率で配合されているかをチェックしてみましょう。

 しかし、MCTオイルは加熱調理に使ってしまうと白煙が上がってしまうため、炒めものや揚げ物などには使えません。毎食時にそのまま料理にかけて使用したり、コーヒーなどの飲み物に入れてこまめに摂取していきましょう。最近ではパウダータイプのものもあります。パウダー状なので油浮きせず、温かいものにも冷たいものにも溶けやすく使い勝手が良いです。

 ココナッツオイルもMCTオイルも継続して取り入れると効果が出るので、風味や口当たりなど自分の好みに合ったものを選び、使用目的に応じて使い分けましょう。