「迷惑がかかる」「こういうときに困る」で
判断してはいけない
ここで大事なのは「○○さんに迷惑がかかる」「こういうときに困る」というフレーズではなく、必ず変化で出してもらうことです。
「○○さんに迷惑がかかる」という指摘は、言ってみれば個人の感想です。いらないものでも、これまであったものがなくなると、なんとなくネガティブな印象を受けるものです。それを「迷惑」と捉
えてしまうと、適切な判断ができなくなります。
また仮にその○○さんに迷惑がかかるとします。ですが、迷惑がかかったら何なのでしょうか? 率直に言って、ぼくらは人に迷惑をかけないために仕事をしているのではありませんね。迷惑がかか
ったとしても、その○○さんが少し協力してくれることで害がないのであれば問題はないはずです。
ポイントは「変化」です。誰にどういう変化を与えるのか、どの業績にどのような影響を与えるのか、「変化」でお互いに会話をすることをおすすめします。
そして、出てきた「変化」を見て、あなたのグループメンバーが時間をかけるべきものかどうかを判断しましょう。