「保守本流の女帝」といわれたフィクサー、辻トシ子氏は、女優から政治家の秘書に転じ、1951年以降、吉田茂に重用され、池田勇人、佐藤栄作ら歴代首相と対等に渡り合った。宏池会の“陰の権力者”になってからは、大平政権の発足の裏で秘密工作を行うなどして政局を動かした。『昭和の女帝 小説・フィクサーたちの群像』のモデルである女性の謎に迫る、特集『小説「昭和の女帝」のリアル版 辻トシ子の真実』の#13では、元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏に、辻トシ子氏が生前、口を閉ざしていた反社勢力と政治のつながりや裏金の実態を語ってもらった。彼女と児玉誉士夫との関係とはどんなものだったのか。(ダイヤモンド編集部)

高市政権発足後、辻トシ子氏を論じることは
「重要になっている」と佐藤氏が考える理由

 ダイヤモンド編集部は、宏池会の陰の権力者として政局を動かした辻トシ子氏の実像に、岸田文雄氏をはじめとした歴代首相らの証言で迫るドキュメンタリー動画を公開。視聴者からYouTubeのコメント欄に多くのご感想を頂くなど、大きな反響を呼んだ。

 自民党を動かした「昭和の女帝」辻トシ子…隠された権力者の謎に、岸田元首相ら歴代総理・総裁の証言で迫る【ドキュメンタリー前編】

 政界の黒幕の“遺書”から読み解く自民党裏面史…日米外交の利権に食い込み、政局を動かす「昭和の女帝」の剛腕【ドキュメンタリー後編】

 今回、佐藤優氏に、元外務官僚の実体験も踏まえ、独自の視点から辻トシ子氏の存在意義などについて語ってもらった。

 辻トシ子氏のように、政治家でも官僚でもないのに、民主政治の意思決定に関わる陰の権力者とは、いかなる存在なのか。今回の佐藤氏の動画と、ドキュメンタリー前編、後編を合わせて視聴すると、面白さが倍増すること請け合いである。

 佐藤氏は、自民党が公明党と袂を分かち、新たに日本維新の会と連立を組んだ2025年10月以降、辻トシ子氏について論じることは「非常に(重要な)意味を持つ」ようになったと見ている。その真意とは……。


 

『昭和の女帝』書影

昭和の女帝
小説・フィクサーたちの群像

千本木啓文著

<内容紹介>
自民党の“裏面史”を初めて明かす!歴代政権の裏で絶大な影響力を誇った女性フィクサー。ホステスから政治家秘書に転じ、米CIAと通じて財務省や経産省を操った。日本自由党(自民党の前身)の結党資金を提供した「政界の黒幕」の娘を名乗ったが、その出自には秘密があった。政敵・庶民宰相との壮絶な権力闘争の行方は?

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『昭和の女帝』画像