セロトニンは、朝5時~7時の間に太陽の光を浴びることで盛んに分泌されます。ですから、たとえ睡眠時間が同じであっても、遅寝遅起きではこの効果は得られません。
「からだの脳」は生きる上で不可欠な機能を司っていますが、それをコントロールしているのが、セロトニンが格納され、脳内の機能を司るセロトニン神経です。
セロトニン神経は、「からだの脳」の中心部にあたる脳幹に基地があります。セロトニン神経は、五感から繰り返し刺激を入れることで育ちます。
中でも重要なのが、目から入ってくる視覚刺激です。そのため、朝は太陽の光を浴びて視覚を刺激し、夜は真っ暗にして光の刺激がない状態にすることで、セロトニン神経が育ちます。
セロトニン神経が本能で感じた不安や恐怖を前頭葉につないで「大丈夫」と処理してくれるお陰で、私たちはちょっとしたことでパニックに陥ることなく、落ち着いて過ごすことができるのです。
「いまの自分は何をどれくらい
食べたいのか」を考えさせる
睡眠のほかに、体づくりの上で大きなウエイトを占めるのが食事です。
「ちゃんと子育てをしなければ」と真剣に子どもと向き合う親御さんほど、朝から手の込んだ料理を用意する傾向にありますが、時間がなければ手抜きをして、その分を睡眠や自分の時間にあててください。イライラしながら食事を作るより精神的な余裕が生まれ、子どもと良い関係が築けるはずです。