上司のクセに合わせると、手間が減る
こだわりやクセはプライベートだけでなく仕事でも年を重ねれば重ねるほど出てきて、特に上司や先輩のこだわりやクセはけっこう厄介です。
しかし実は逆に、こだわりやクセのポイントにさえ対応できていれば、意外と他は適当でも何も言われないということもよくあります。このような上司や先輩のこだわりやクセを知っておくと、無駄に資料を再作成させられたりするといった二度手間を極力回避できるようになります。
こだわり・クセは「3つ」くらいに絞って覚えよう
上司・先輩のこだわりを調べていくときにもコツがあります。
闇雲に相手のクセを知ろうとしてしまうと、たくさんのクセが出てきてしまい、対処が難しくなってきます。
ここでポイントなのは、相手のクセやこだわりを最大3つに絞るように考えることです。上司の仕事のこだわりポイント3選、先輩のクセ3選みたいな形で「ここさえ押さえておけばOK」といったイメージで考えます。例えば、僕が実際に経験したのは「資料は紙でしか見ない」「メールを打っている時に話しかけると怒る」「口頭の指示は2~3日で忘れる」などです。
彼らと仕事をするうえではこの3選だけを意識してください。これだけで、報告や相談などの大抵の仕事は効率良く進むようになります。もし、余力があれば、この3選を5選に増量する、上司・先輩だけでなく後輩やお客さんにも対象を広げてみることもお勧めします。
(本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』の一部を加筆・編集・調整した原稿です)