先入観なしにいろいろなことをやらせてみると、子どもの特性が見えてきて、その結果、親の価値観では引っかかりもしなかったものに、子どもは興味を示すかもしれません。そうしたら、そのいくつかを続けさせてみましょう。やがて、だんだんと方向性が見えてくるでしょう。

 もちろん、途中で修正を入れても結構。要するに、小さい頃からたくさんのトライアルアンドエラーを積み重ねることです。

 こうしたことは到底、子ども本人には難しい作業で、親の手助けが必須です。

 ただし、手助けとは、「こうしたほうがいいよ」と自分の成功例に基づいてアドバイスをすることではないと、重ねて述べておきます。

武器を持っていないと
いずれAIに淘汰される

 なんらかの職業を考えたときに、そこで我が子がどんなゴールを目指し、そのためにどんな武器を持ち得るのかを探ってみましょう。個性的な武器を持たずに漫然と戦っていれば、淘汰されてしまうのがAI時代です。