石破政権が誕生した。株式相場は自民党総裁選で石破氏が新総裁に選任された直後の9月30日に日経平均株価が史上5位の下げ幅を記録する一方、同日には石破氏に関連性が高い銘柄群が逆行高を演じるなど「石破銘柄」の動きは異なった。では、株価が割安な石破銘柄とは。ダイヤモンド編集部は石破氏が重点政策に掲げる地方創生に関連する企業の中から株価が割安な101社を選び、ランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 名古屋和希、清水理裕)
石破首相が地方創生で交付金倍増を表明
地方創生「石破銘柄」101社ランキング
石破茂氏が自民党総裁に選出された翌営業日の9月30日、日経平均株価は、前週末比1910円1銭安の3万7919円55銭で引けた。下げ幅は史上5位で、「石破ショック」などといわれた。一方で、石破氏に関連する「石破銘柄」は逆行高となった。
石破銘柄の中でも特に期待が集まるテーマが地方創生だ。「地方創生の原点に立ち返り、地方を守り抜く」。石破首相は10月4日、衆参両院の本会議の所信表明演説の中で、そう強調。全国各地の取り組みを支援する交付金を当初予算ベースで倍増させる方針を示した。地方創生に関する銘柄への連想は今後広がっていく可能性もある。
では、地方創生に関する「石破銘柄」で株価が割安な銘柄とは。今回、ダイヤモンド編集部は本社所在地が東京都や大阪府、愛知県以外にある上場企業を対象に、株価が割安な101社を選び、PBR(株価純資産倍率)の低い企業のランキングを作成した。
上位には、地方銀行が目立った。地方に拠点を置く製造業や建設業、化学業、小売業などもランキング入りした。次ページで、株価が割安な地方創生「石破銘柄」101社のランキングを公開する。