山崎 やはり、いろいろな特徴を出して集客に力を入れているからでしょう。特徴のある銭湯はメディアに取り上げられて、新しいお客様が来られるようになっています。特に都心部の銭湯は大きく伸びていますね。

図表:1浴場1日あたりの平均入浴人員同書より転載 拡大画像表示

――「その他の公衆浴場」である、スーパー銭湯はいかがでしょうか。

山崎 スーパー銭湯というと、サウナやジャグジー、水風呂や露天風呂などさまざまな種類の浴槽があるというイメージがあると思いますが、最近は浴槽のバラエティだけでなく、カフェが併設されていたりライブラリーがあったり、「お風呂に入っていない時間も楽しみましょう」という業態が多くなってきた印象があります。

 また、スーパー銭湯のお客様はこれまで年配男性が中心でしたが、最近は若い女性のお客様も増えています。特に我々が運営している「おふろcafe」は20代の女性も多いです。

おふろcafeの店舗コンセプトが
地域によって違っている理由

――「おふろcafe」は、都内にはあまりないですよね。