近所のリサイクルショップやインターネット経由で安く仕入れた物品をECサイト(アマゾン、メルカリなど)で高く売る「せどりビジネス」は、いまやだれでも手軽にできる副業として人気だ。あるいはスーパーやコンビニにしても仕入れ値より高く販売している。転売ヤーだけを悪と見なすのは筋違いだろう。

「転売ヤー悪玉論」は筋違い!ホリエモンが教える「チケット転売問題」を一瞬で終わらせる方法Photo:Jun Sato/gettyimages

チケット転売問題を解決する
「ダイナミックプライシング」とは

 ただし、どうしてもチケット転売問題を無くしたいのなら、その解決法は簡単である。ダイナミックプライシングを導入すればいい。ダイナミックプライシングとは、商品やサービスの価格を需給にあわせて変動させる販売手法のことだ。海外アーティストの日本公演ではこのダイナミックプライシングがもはや普通になっている。

 2024年2月に行われたテイラー・スウィフトの東京ドーム公演では、12万2800円のVIP席をはじめ、8800円のU-20席(20歳以下限定)にいたるまで幅広いチケット価格が設定された。