最悪の状態は永遠には続かない

どんなに辛い状況でも、最悪の状態は永遠には続きません。

いつ改善するかわからなくても、少しずつよくなっていく。それだけを信じて毎日を乗り越えていました。

どんなことも、すべての問題が一気に解決することはありません。でも、少しずつ前に進んでいきます。

今日一日を生きる

自分が抱える問題を早く解決したいという焦りがあると、逆に自分を追い込んで、苦しくなってしまいます。

そんなときは、「今日一日を生きる」ことに集中しました。辛い時期も、楽な時期も、誰にとっても一日は変わりません。一日一日の積み重ねが人生なのです。

病を抱えていたとしても、その日一日を過ごすことは同じなのです。

少しの変化を見逃さない

できるだけ今日一日のなかで、小さな楽しみを見つけたり、疲れたら休んだりと、体調に合わせるようにしました。

うつ病は午前中に辛さを感じることが多く、午後になると少し気持ちが楽になることがあります。

その少しの変化を見逃さずに「今日は少し気持ちが軽いな」とか「天気がよくて気持ちいいな」と感じられるようになると、それだけで「今日はいい日だな」と思えるようになります。

誰にでもできる大切なこと

大きな出来事ではなく、些細なことでも幸せを見つけられることが大切です。そして、それは誰にでもできることなのです。

たとえば、天気がよくて、ボーッとしているだけでも気持ち悪くならない、ただそれだけのことでも、その日の自分にとっては大きな幸せだったりします。

そういう小さな幸せを見つけて過ごすことで、少しずつ心が楽になっていきました。

辛い時期もいつか過ぎ去る

辛い時期は、やがて必ず乗り越えられます。どんなときでも、小さな幸せを見つけて今日一日を過ごすことが大切です。

そう信じていれば、そのうち元気になれる日が必ずやってきます。その信念を持って過ごせば、つらい時期もいつか過ぎ去るのです。