文章は毎日書けば絶対に上達する
最初の一文を最後に書いてもいい
私の場合は、小学生の頃に絵日記を書き続けていたのですが、これが今の自分をかなり助けていると考えています。本を読んで語彙を増やしたということもありますが、書いて考えを表現するのとは別の作業です。その行為に早いうちから慣れ親しんでいました。
なにしろ、毎日毎日書いていると、やがて自分の「型」(パターン)のようなものが自然とできてきて、一文を書いた後に次の文が繋がるように自然と浮かんでくるようになってきます。文が文を連れてくるような感覚でしょうか。
日頃から本をたくさん読んでいる子であれば、語彙や表現が脳にストックされていますので、書き進めるうちに記憶の引き出しがスっと開き、瞬時に「あ、それ使おう」「いや、今回はこっちのほうがいいかな」という選別作業も滑らかにできるようになります。
ときには書くのをストップさせて手元の本を開いたり、電子辞書を調べたりしながら「こんな言い方もあるのか。じゃ、こっちで」とやっていけば、語彙力や表現力はさらに高まります。