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人や組織はどう考え、どう行動するかを考え続ける――。企業や社会で日々悩みながらも前を向き、変革を推進しようとする「チェンジリーダー」へ、人をベースとした、経営・戦略や組織、そしてイノベーションに関する情報をお届けする「経営・戦略デザインラボ」。理論と実践をかけ合わせたイベントシリーズ第10弾「職場を大人の成長の場へ 『成人発達理論』ロバート・キーガン教授に学ぶ 組織と個人のポテンシャルを最大化する秘訣」(※)で行われた、ハーバード大学教育学大学院名誉教授で、発達心理学と教育学の世界的権威、ロバート・キーガン氏の基調講演を特別公開します。(企画・構成/ダイヤモンド社 編集委員 長谷川幸光、協力/中川生馬)
※2023年10月26日実施

人は成人以降も成長し続けられる!
「成人発達理論」と「発達指向型組織」

キーガン氏ロバート・キーガン(Robert Kegan)
ハーバード大学教育学大学院名誉教授。発達心理学と教育学の世界的権威。40年余の研究・執筆活動を通じて、人が成人以降も心理面で成長し続けることは可能であり、現代社会のニーズにこたえるためにもそれが不可欠であるという「成人発達理論」の先駆的研究者。ハーバード大学教育学大学院「変革リーダーシップ・グループ」研究責任者であるリサ・ラスコウ・レイヒー(Lisa Laskow Lahey)との共著に『なぜ人と組織は変われないのか』『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』(ともに英治出版)がある。

 先が見えず正解のない現代のビジネス環境、複雑かつ巨大な社会システム――。これまでのように、綻び(ほころび)を見つけては縫い直す、そのようなやりかただけでは通用しなくなりました。

 過去に身につけた技術にすがるのではなく、時代に合わせて新たな知識や感性、技術を磨いていく、そのような適応力が求められます。

 そのためには、これまでの「うまくいっていた自分」を捨て、「成功体験」を捨て、自身や組織の壁を超えて成長していかなければなりません。それには恐怖もあるでしょう。「今さら新しいことに挑戦できない」「このような組織風土はもう変わらない」……。そのようにあきらめてはいませんか?

 本講演には、ハーバード大学教育学大学院名誉教授であり、発達心理学と教育学の世界的権威、ロバート・キーガン氏が登場します。

 キーガン氏は、40年余の研究・執筆活動を通じて、人が成人以降も、心理面で成長し続けることは可能であり、現代社会のニーズにこたえるためにもそれが不可欠であるという「成人発達理論」の先駆的研究者でもあります。

 そもそも「成長」とは何か? 「本来の自分」を取り戻し、成長の実感を得ながら生き生きと働ける職場で働きたい、またはそのような組織やチームをつくりたい、そのような「人と組織のバージョンアップ」を可能にする組織を「発達指向型組織DDO= Deliberately Developmental Organization)」と定義し、組織がDDOへと進化するための道筋をレクチャーしていただきました。ぜひご覧ください。

※動画は全部で52分です
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