財務体質の弱い企業が好調な米市場環境に乗じてクレジット市場に殺到している。各社は、既存債務の借り換えや財務体質の強化、株主配当用の資金調達のために、社債やローンを大量に発行している。調査会社ピッチブックLCDのデータによると、9月だけで、食品流通大手USフーズ・ホールディングやクルーズ船運航大手ロイヤル・カリビアン・グループなどの企業が、ジャンク債(投資不適格債)とローンで計1097億ドル(約16兆5000億円)を借り入れた。月間合計額としては2005年以降で3番目の大きさとなった。
ジャンク債の発行急増、好調な米市場環境に乗じる
米経済への楽観論を背景にジャンク債発行額が過去最高に迫る
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