今年の秋はサンマが豊漁で、近年高騰していた価格も1尾200〜300円と庶民にやさしい水準に戻ってきました。私たちはいつまでこの秋の味覚を楽しむことができるのでしょうか?実は、「サンマが高級魚になる未来」がヒタヒタと忍び寄ってきているのです。(百年コンサルティング代表 鈴木貴博)
今年の秋は
サンマが豊漁で安価!
今年の秋はサンマが豊漁のようです。9月の漁獲量は昨年の1.5倍で、脂ののりもいいと言います。
これまでの3年は不漁で小売価格も高騰し、「サンマもいよいよ高級魚か!」とため息が漏れたものでしたが、今年の秋の首都圏での店頭価格は1尾200円~300円と庶民の懐にやさしい価格帯に戻ってきました。
日本の秋の食卓にはサンマはかかせません。脂がのったサンマを網で塩焼きにして、箸で身をほぐして、醤油を一滴たらして、白いご飯と一緒に口にするのは、庶民にとっての楽しみのひとつです。
そうなのですが、この幸せをわたしたちはいつまで楽しむことができるのでしょうか。
いいニュースと悪いニュースがあるのですが、まずはいいニュースからお話ししたいと思います。