コンビニ大手のファミリーマートが全国の店舗でイートインを削減し、衣料品などの売り場へ順次変更することを発表しました。実は、イートイン削減で売り上げが上がるのはファミマだけかもしれません。同時に、「一番トクするコンビニの名前」も浮かび上がってきました。(百年コンサルティング代表 鈴木貴博)
ファミマの「イートイン削減計画」始動!
なぜ?そんなことして、大丈夫なの?
ファミリーマートが全国の店舗でイートインを削減し、衣料品などの売り場へと転換することを発表しました。早くも、年内で約2000店舗の売り場を変更します。
条件によっては残されるイートイン店舗もあるそうですが、残りの店舗でも多くは順次改装されることになりそうです。
イートインの利用者はコロナ禍で激減した後、アフターコロナ時代になっても戻ってきていないとも言われています。ファミリーマートはなぜイートインを削減するのでしょうか?この動きは他のコンビニチェーンにも広がるのでしょうか?分析してみたいと思います。
そもそもファミリーマートがイートインの設置に力を入れ始めたのは今から十年ほど前の2013年からです。方針に沿ってイートインの数は全国で7000店舗に増え、ファミリーマート全体の4割強の店舗にイートインが設置されるようになりました。
競合の状況はというと、セブン-イレブンも同様にイートイン店舗の増加には力をいれています。ローソンも店舗面積が広い店舗を中心にイートインを併設しています。また、イオン系列のミニストップは創業当初から基本的にイートインを設置する方針でした。