フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える

前回から始まった、航空自衛隊 那覇基地レポート。引き続き、航空自衛隊の将官(自衛隊の幹部のうち、最高位)お二人のインタビューをお送りします。他国の飛行機が日本の領空を侵犯してきた場合などに、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)する……という理解だったのですが、実はかなりひんぱんにスクランブルは行われている、というのが今回のお話。なんと、多い年では年間1168回!平均して1日3回くらいあるというのです。急増したのは2012年のあるできごとからでした。それは何かというと……。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)

「奥さんのクルマがMINIの人、なぜか離婚しない説」に
反論(?)メールが

 みなさまごきげんよう。

 フェルディナント・ヤマグチでございます。

 今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。

 10月21日に公開した本連載記事「奥さんのクルマがMINIの人、なぜか離婚しない説」を覚えておいででしょうか。

 この記事は大変な反響がございまして(PVも良かったようです)、掲載翌日までに、実に5本もの「MINIに乗っているけど離婚しました」というメールをご婦人方から頂戴いたしました。

 しかしよくよく聞いてみると、そのうちのお二人は、家庭用(夫婦共用)のクルマがMINIだったということで対象外。もう一人は八王子在住だったので、こちらも対象外。記事を読んでくださった方はご存じだと思いますが、この説はあくまでも(1)港区在住、かつ、複数台クルマを持っている家庭で、(2)「奥様用のクルマがMINI」で、しかも(3)ご主人が界隈で遊び回っている「港区おじさん」であるという前提条件がございます。「記事をよく読んでからメールしてね」と申し上げた次第です。

 結局、「港区妻のMINI離婚」は二人だった、ということになります。港区おじさんは、1世帯に2台分の駐車場が用意されている、港区内の超高額マンションにお住まいのケースが多い。しかしいくら高級とはいえ、2台分とも平置きのマンションというのはまれで、1台は平置き、2台目は機械式という組み合わせがほとんどです。

 例えば夫がロールスロイス(最近は、30代の若手経営者がこぞって買っています)で平置きの方に、奥様は機械式駐車場で車高に制限があるから少し小ぶりのクルマに……となるわけです。

 しかし中には「私、小さいクルマなんてイヤよ」とゴネて、大型SUVを買い、近隣のこれまた超高額な平置き駐車場を契約させてしまう港区奥様が少なからず存在する。こうした家庭は結構な割合で破綻してしまう。一方で「MINIくらいの小ぶりなクルマがちょうどいいわ」という奥様の家庭は破綻しにくい……と、こうした背景があるのです。

 今回の前提条件がすべて当てはまったのに離婚された二人の奥様は、「これからどうしよう……」と真剣にお悩みのご様子でしたが、そうした問題は不肖フェルがnoteで展開する「フェル先生のさわやか人生相談」にご相談いただければと存じます。お金持ちにもいろいろ悩みがあるんですね。

 ということで本編へとまいりましょう。航空自衛隊 南西航空方面隊&那覇基地レポート、第2弾です。