年下だろうが肩書きがなかろうが
メンターは貪欲に質問する
メンターの人は「自分の成長に貪欲」という特徴があるように思います。口では「もう年ですから」と言いつつも、若い人が便利なアプリを使っていると「どれどれ、教えて」「自分のスマートフォンにもダウンロードするにはどうしたらいいの?」と聞きます。メンターとそうでない方の明らかな違いの1つは、「属性」に対する考え方です。
メンターの人は相手が年下であろうが、どのような職業であろうが、肩書があろうがなかろうが、そのようなことは関係なく平等にコミュニケーションをとり、その人達から1つでも学べそうなことがないか貪欲に質問をします。そして新しい学びを得て自分の血肉とし、さらにメンターとしての地位を確立していきます。だから追いかけてもいつまでも追いつかないメンターで居てくださいます。
経験がある人もいらっしゃるかもしれませんが、かつてメンターと慕っていた人に久しぶりにお会いしたときに「あれ、以前はとても手が届きそうになかった方だったのに、今はもう届くところにいる……」「ひょっとして、自分は追い越してしまったのかな……」と、かつて「メンター」として慕っていた頃の面影がなくなってしまったことに、複雑な気持ちにさせられることがあります。