社会的責任放棄の無対策ゲームが
蔓延する一方で意識高い企業もある
最後に、同ゲームを提供している任天堂は、ゲームがもたらすさまざまな問題について対策を取っていることも強調しておきます。
『どうぶつの森ポケットキャンプ』にしても、ニンテンドーアカウントの「みまもり設定」を利用することで、ゲーム内で課金をすれば即座に「みまもり中のアカウントでアプリからの購入がありました」と記されたメールが送信され、使用アプリ・購入金額・購入日時が分かるようになっています。
Switch版の『あつまれどうぶつの森』で搭載されていたチャット機能がなかったこともまた、ネット上のコミュニケーションから生じるトラブルを防ぐという目的があったのかもしれません。
また、『Nintendo みまもり Switch』というアプリでは、ゲーム(Switch)のプレイ時間やゲーム名の把握、ユーザー同士のコミュニケーションの制限、年齢に適さないゲームのプレイ禁止、ゲームの強制終了等が可能であり、ゲームにより生じるリスクを低減できます。
同アプリをかいくぐる裏技が存在するものの、何も対策を講じず無料ゲームを提供する企業とは異なり、ゲーム業界が果たすべき社会的責任と向き合っていると言えます。