その結果、友達の新しいアカウントからフォローされなくなってしまい、LINEでも友達追加されなくなってしまいました(※筆者注――大人からすれば考えにくいことですが、友人関係の整理等の理由により、インスタグラムやLINEのアカウントを変更する生徒が一定数います)。

 スマホが使用制限されているから返信は遅くなるなんて、恥ずかしくて友達には言えないです。このアプリは友達からハブられてしまう原因になるとしか思えません。親は子どもを守るためにアプリを使っているのかもしれませんが、子どもと親の関係を壊すでしょう。

 アプリにより使用を制限された子どもが、怒りのあまり大げさに書き込んだ可能性は十分にあり、その信憑性は高くありません。しかし、生徒から現代の学校事情を日々聞かされている私としては、この書き込みは十分に納得のいくものでした。

 状況によっては、スマホやタブレット端末の使い方が死活問題的に重要になることがあります。私の塾にも、SNSや無料ゲーム上での立ち居振舞いを間違えると、途端にクラスでの居場所がなくなってしまうという殺伐とした環境に身を置く気の毒な女子生徒たちがいましたが、彼女たちの話を聞けば聞くほど、スマホやタブレット端末の利用を控えるようにとは言えなくなりました。