随時更新されているので、リストを見て、ご自宅から一番近い、あるいはアクセスのよいお医者さんに連絡を取ってみてほしいと思います。

1番早く変わってほしいのは「教育」
病気を知ってもらうことが第一歩

 今後、トゥレット症をはじめとするさまざまな障害や病気を持つ人が生きやすい世の中になるために、一番変わってほしいこと。それは教育です。

 この病気に限らず、義務教育の段階で、子どもたちがさまざまな病気を知る機会が増えれば、病気に対する理解も生まれるはずです。社会的なストレスがぐっと減るはずなので、この病気について悩む人はもっと少なくなることは間違いありません。

 繰り返しになりますが、この病気については「多くの人がこの病気について知らないこと」自体が大きな壁になっています。

 最近は、小学校などに行って、「世の中にはこういう病気があるよ」と講義する取り組みを行っているトゥレット症の当事者もいます。なぜ小学校の子に病気について教えるのかというと、大人になってから知識を得ても、素直に受け入れられなかったり、やはりどこか偏見を抱いたりしてしまうものですが、小学生くらいの時期の子どもは偏見が少ないので、言われた知識をすっと吸収してくれるからです。