僕自身は、子どものころに病気が発覚したこともあり、小児科の先生にずっと診察を続けてもらっています。
医学的に厳密なことはよくわかりませんが、トゥレット症の治療には、脳や神経や精神にかかわる科、小児科など、複数の科に少しずつまたがるような知識が必要になります。
だから、これらの知識を踏まえたうえで、総合的に見てくれる先生が一番好ましい。ひとつの観点からだけで見ると、何かの兆候を見逃してしまったり、患者に無理を強いたりするリスクも出てきてしまいます。だから、先生選びはとても重要なのですが、地方にいると「よい先生にめぐり会う」という以前に、まず専門の先生があまりいないので、トゥレット症の適切な知識を持った先生に出会うことすら難しいのです。
なお、現在、主治医を探している当事者の方は、NPOのトゥレット協会のホームページを見てみるのがおすすめです。このホームページ内には、トゥレット症の診察ができる先生の名前がリストアップされています。