この10語に基づいて、各グループの性格を推測するのです。その結果我々は、3種類のファン(ファン1〔ネットワーク・ノードの14.8%〕、ファン2〔11.6%〕、ファン3〔11.3%〕)と政治1(32.2%)と政治2(14.5%)という性格付けを行いました。
これにはもう少し説明が必要でしょう。
ファン1は、KinKi Kidsや木村拓哉、松本潤のように、データ取得当時旧ジャニーズ事務所に所属していたグループや個人をプロフィール文に記載しており、ジャニーズ事務所への愛着が見て取れます。
逆に、ファン2とファン3のプロフィール文には、SMAPやKing&Princeなど、多くのメンバーがデータ取得当時すでにジャニーズ事務所を辞めていたグループの名前が記載されています。
このようなファン層の分断は、スキャンダル発覚以前から、複数のアイドルグループが独立のためにジャニーズ事務所を退社する傾向にあったジャニーズ事務所の状況を反映していると考えられます。
また、政治1及び政治2のグループは、政治や日本、社会、原発などのキーワードが入っているため、普段政治的な投稿を行っているユーザだと判断しました。ソーシャルメディア上では、政治的ユーザは話題の議論に参加することが多いため、今回もジャニーズ性加害問題に対して自分たちの意見を述べたのだと思います。