写真はイメージです Photo:PIXTA
2月22日「猫の日」の盛り上がりに象徴されるように、猫は今や日本社会を席巻する存在だ。経済効果は約3兆円規模ともいわれ、ネコノミクスという言葉まで登場している。一方で意外かもしれないが、「好き」と答える人の割合では依然として犬派が優勢だという調査もある。なぜ特にインターネット上で猫はこれほどまでに存在感を強めたのか。歴史、ネット文化、そして現代人の心性から、その背景を探る。(フリーライター 武藤弘樹)
にゃおにゃお、にゃおにゃおにゃん!
2月22日にアプリに届いた通知
あるフードデリバリーのアプリから唐突に「にゃおにゃお。にゃおにゃおにゃん!」といった異様な通知が届いた。
見ないふりをしてそっとスマホをしまったが、あとで知ったことにどうやらその日は2月22日で「猫の日」らしく、あれはそれに関連した何かちょっとしたキャンペーンの通知だったのであろう。
猫がもたらす経済効果「ネコノミクス」の2026年の経済効果は、およそ2兆9488億円という推定が発表されて話題を集めた。
額が大きすぎていまいち規模感を測りかねるが、参考までに2025年大阪・関西万博の経済効果が約3兆円以上だそうなので、それにはやや及ばないが同程度の水準に達している。つまりネコノミクスは日本経済にそこそこ大きな影響を与えていると言える。
たしかに最近猫がよく注目されているなと感じることが多く、犬派・猫派の割合も猫優勢なのかと思って調べてみた。「犬vs猫の人気」に関するアンケート調査は複数あって、予想に反してどれも犬派がやや優勢を示していた(例えば、アイスタットが2024年4月に行った犬派or猫派のアンケートでは犬派が54.3%で猫派より多かった)。







