中高一貫校の実力を測る大学合格実績は既卒生も含めた「延べ合格者数」が使われるのが一般的だ。この場合、既卒生や一部の優秀な生徒が合格者数を稼ぐケースもある。だが、親としては、実際に何人の生徒が現役でどの大学に進学したかも知りたいだろう。そこで今回は大学グループ別に「現役実進学率ランキング」を作成した。特集『わが子が伸びる中高一貫校&塾』の#6では、2025年入試直前版として、MARCHへの現役実進学率ランキングを公開する。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)
中高一貫校100校から現役でMARCHに
重複なしで何人が進学したかを大公開
中高一貫校の大学合格実績は「延べ合格者数」が使われるのが一般的だ。
だが、延べ合格者数には、既卒生も含まれ、1人の受験生が複数大学や、同じ大学の複数学部に合格した場合、重複カウントされる。極端なケースでは、優秀な生徒が難関大学の合格者数を稼ぐことで、対外的に「見栄え」が良くなっているケースもある。
親としては、実際に何人の生徒が「現役」でどの大学に「進学」したかを知りたいところだろう。そこで今回、大学通信の協力を得て、2025年入試に対応できるよう最新のデータに基づき、大学グループ別に現役でどの大学に進学したかを示す「現役実進学率ランキング」を作成した。
今回は「MARCH」(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)の「現役実進学率ランキング」を掲載する。次ページのランキングでは上位の100校を掲載した。現役実進学率が60%と表示されているのなら、重複者なしで、その学校の卒業生のうち60%が現役でその大学群のいずれかの大学に進学したことを示す。学校内で、どの「位置」にいれば合格できるかが分かるので、志望校選びの参考に、ぜひチェックしてほしい。