人気となるテーマをいち早く当てる
トップダウンアプローチ
この反対がトップダウンアプローチです。マクロ指標、例えば「金利」が上がると判断した時、それで恩恵を受ける会社を探して(通常)複数の株に投資をするのです。
買う銘柄を決める際には、その株が割安かどうかはあまり関係ありません。この場合だと「金利上昇でどのぐらい恩恵を受けるのか」が重要なのです。大事なのはexposure(会社の売上や利益がそのテーマにどれだけ関連しているか)です。
株式市場で人気となるテーマをいち早く当てて儲けるというアプローチも「トップダウン」です。こういう運用って、早さが勝負ですよね。ちんたら1銘柄ずつリサーチしていたら相場が終わって、また別のテーマが人気になりますから。早めに素早く買って、そのテーマが最ももてはやされる時に売らなければいけません。
例えば、「半導体」がテーマなら、「ルネサスエレクトロニクス(6723)」や「ソシオネクスト(6526)」はexposure100%です。売上の100%が半導体だからです。株式市場の言い回しだと「PurePlay(テーマになっている事業に専念する会社)」です。