でも、半導体材料メーカーだといろんなビジネスをやっていることが多くなります。その場合、「この会社の売上の何%が半導体がらみのビジネスなんだろう?」と考えることになるわけです。それが30%ならexposureが30%ってことです。いち早くexposureの高い銘柄を買い集めてしまうのがコツです。
我々はそれが苦手なんですよ。どうしても割安株にこだわる癖があって「同じexposureなら割安株のほうに投資すべきじゃないか」とかよけいなことを考えてしまいます。
テーマ型投資信託のローンチは
「空売り」の候補をさがすタイミング
トップダウンアプローチを行う投資家の論理はこうです。
同じexposureの株があって一方はPER20倍、もう一方は30倍。「でも、それはちゃんとした理由があって違うPERで評価されているはずだ。だってPERなんて誰にでもわかることじゃないか。誰にでもわかることは株価にはすでに織り込まれているはずだ。だから気にすることはない。株価に織り込まれていないのは半導体が次のテーマになるということだ」。