学校選びにおいて「大学合格実績」は欠かせない要素だ。そこで、中学入学時の難易度と比較して、「出口」である大学合格実績がいい「レバレッジ」が利く中高一貫校を炙り出す独自ランキングを作成した。特集『わが子が伸びる中高一貫校&塾』の#12では、難関14国立大学に合格できるのに入りやすい学校を紹介していこう。(ダイヤモンド編集部 大根田康介)
難関14国立大に入りやすい
レバレッジが利く中高一貫校は?
「早慶上理」や「MARCH」といった上位の大学に多数の合格者を輩出しながら、中学入試の難易度はさほど高くない「コスパのいい」中高一貫校はどこか──。
そんな“レバレッジ”が利く学校を探すため、ダイヤモンド編集部では、毎年恒例となっている中高一貫校「レバレッジ度ランキング」の最新年度版を作成した。具体的には、中高一貫校の各大学グループ(「難関国立」「早慶上理」「MARCH」「関関同立」)への「合格力」と「中学入学時偏差値」から、各大学グループに特化した中高一貫校の「伸長度」を算出して、順位付けを行った。
昨年の『東大、京大…難関14国立大に合格できるのに入りやすい「お得な中高一貫校」ランキング【2024入試直前版・47校】』でも、同様のランキングを掲載しているので併せて確認してほしい。
なお、レバレッジ度の高い学校は毎年の偏差値や合格実績によって変わり得るが、実際は上位の“常連校”が存在する。また、上位の中には、「面倒見のいい」学校や、教育力は高いのに発信力が控えめな伝統校も多く存在しており、傾向をつかむには有用だ。
今回は、難関国立大のランキングをお届けする。難関国立大を対象とする中高一貫校は、18年の入学時偏差値55以上に限定した。
トップには、関西の公立中高一貫校がランクインした。またトップ30には、難関国立大に合格者を数十人単位で輩出する学校が幾つも並んだ。早速次ページでランキングの詳細を見ていこう。