雑貨を捨てると、不思議なほど一気に片づく

『1万軒以上片づけたプロが伝えたい 捨てるコツ』127pより引用(イラスト/ヤマサキミノリ)『1万軒以上片づけたプロが伝えたい 捨てるコツ』127pより引用(イラスト/ヤマサキミノリ)
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部屋を見渡すと、「こまごましたモノ」があちこちにある、なんなら家じゅう「こまごましたモノ」雑貨だらけという驚きの事実に気づくはずです。

自分が本当に大事にしているものやお気に入りのものは、だいたいの数は把握しています。

「隣の部屋のクローゼットにあります」とか「本棚にあるマンガは500冊くらい」など。

具体的に「何が」「どのくらい」あると答えられるものは、「こまごま」(雑貨)とは言いません。

雑貨の中でも好きで集めてたコーヒーカップは、「何が」「どのくらい」あるか言えるでしょう。これは「こまごま」ではありません。

なんだかぼんやりとした存在の「こまごましたモノ」。1万軒以上のお宅を片づけてきた経験から、雑貨類はもう(全部)処分しちゃってもいいのかなって思います。

とはいえ「こまごましたモノ」、例えばよくわからない小さな置物を1個捨てたとしても、部屋の状態は何も変わりません。それゆえ、見逃されがちです。

ですが「こまごましたモノ」、つまり雑貨を捨てられるようになれば、たいていのモノは捨てられるようになります。これは本当に不思議ですが、毎回現場で起こる、片づけのミラクルです。

「衣類断捨離」「家具断捨離」といった言葉はよく聞きますが、「雑貨断捨離」は聞いたことがありません。意外とみなさん、雑貨の処分に手こずっているようです。

「こまごましたモノ」はとりあえずいったん捨ててみる。
ぜひやっていただき、「雑貨を捨てると部屋が一気に片づく」を実感していただきたいです。