片づけ「5→3」作戦
片づけ「5→3」作戦とは、同じ食器は、家族の人数分、心配な人は割れたときのためにプラス1枚(個)だけ取っておくという方法です。
小皿なら3人家族の方は3枚だけ残して、残りは手放します。
小皿は5、6枚でワンセットで箱に入っていたりします。なのに使っているのはいつも同じ2、3枚だったりします。ここで、箱や食器棚の下のほうにある比較的新品のものを3枚選んで、あとは処分。これをひたすらやっていきます。
この「5→3」作戦を実行するだけで、食器の総量の1/3~半分は減らせます。
「5→3」作戦のいいところは、考えずにできることです。
「やっぱりこの小皿好きだし」などと悩む必要がありません。取っておくだけですから。
とりあえず量を減らしていくだけなので、捨てることに抵抗がある方には特におすすめです。
使わないのに得した気分。セット販売のワナ
それにしても、食器に限らずキッチン用品って、なぜか必要以上に数が多くありませんか?
その原因のひとつに“セット販売”のワナがあります。
先ほどの5~6個セットで箱売りされているものはお皿だけではありません。
グラスに鍋やフライパン、保存容器まで、サイズ違い、形違いでセット販売している通販サイトも多いです。
セットで買うと1個あたりの単価が安くなるので、「得した気分になるマジック」が仕掛けられていますが、いざ実際に使い始めると、「安いと思ってセットで買ったけど、普段使うのはやっぱり3枚だけ」という方が大半です。
でも、余分なお皿も食器棚にきちんと収納されていれば気にならないので、存在自体を忘れてしまうんですね。
つまり、必要以上にお金を使って余分なモノを買っているのに、なぜか得したつもりになり、モノがどんどん増えていくところがキッチンの落とし穴なのです。
「ムダな買い物をしてこれ以上モノを増やしたくないです!」
みなさんモノを手放すことで、衝動買いをしなくなります。
これは依頼者さんが口をそろえておっしゃるので、声を大にしてお伝えしたいです。