あなたはいま、迷いや不安のない充実した毎日を過ごせていますか?
いまの自分が「本当の自分」と胸を張っていえれば、あなたの未来は明るくひらけていきます。
世界20カ国での指導歴をもつ瞑想家・ヨガ指導者のニーマル・ラージ・ギャワリ著『世界的瞑想家が教える本当の自分に戻ってラクに生きる練習』(ダイヤモンド社)では、ヨガ哲学の叡智から著者が導き出した、人類共通の問題を解決する方法が詰まっています。「救われた、生きやすくなった」と感謝の声が届くその教えをご紹介していきます。
将来の不安を感じるのは、悪いことではありません
人には、いまよりよくなろうとする機能が備わっています。
ですから、誰にも「今日も新しいことが学べるのではないか?」という気持ちがあります。誰でも「明日は今日よりもいい自分になれたらいいな」と思っているのです。その気持ちを持ち続けた先に、成長があります。
私たちのご先祖さまも、「もっと街がよくなったら、もっと道路がよくなったら、もっと人がよくなったら」とずっと考えてきたと思います。
現在に生きている私たちも同じことを考えています。
あるいは100年後に生まれてくる子どもたちも同じことを考えるはずです。どうやってこの世をよくしようかと。
先のことを心配しすぎると疲れるだけ
人はいつでも、いまよりもいい未来を、明るい未来を考えるのです。
それはとても自然なことです。
私たちは本能的に「明日は今日よりもいい日にしよう」と考える一方で、現実問題として「貯金が減ったから節約しよう」とか、「病気にならないように気をつけよう」と、将来のリスクを減らす努力もします。
リスクを避けるために先を見通して、ある程度の不安を持つことは必要ですが、その不安が大きくなりすぎるのは問題です。将来に備えることにばかり気を取られて、いま目の前にあることがおざなりになってしまうからです。
いま目の前にある問題について、どうやって自分を守るか、どうやって望ましい状況に整えるか、いま自分は何をするべきなのかを考えるのが賢い解決の仕方です。
先のことを心配し過ぎて完ぺきに備えようとすると、それだけで疲れてしまいます。未来に備えて使うパワーを、いま目の前にある問題を解決するために使ってください。みなさんはいまを生きているのですから。
※本稿は『世界的瞑想家が教える本当の自分に戻ってラクに生きる練習』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
瞑想家・ヨガ指導者
1976年生まれ。ネパール出身。代々続く伝統的なヨガ道場に生まれ、9歳からヨガを本格的に始め、15歳で王族や上流階級の人々への指導を開始。ヨガとアーユルヴェーダを学び、22歳のときハタヨガの博士号を取得。世界20カ国でヨガ・瞑想を指導したあと2003年に来日し、ヨガの振興に尽力。2008年にニーマルヨガ白金台スタジオをオープン。2019年にメディテーションテックベンチャーのスワル株式会社を設立し、自身が開発した「ニーマルメソッド(R)」による瞑想講座や、ラージャヨガとハタヨガをベースにした「ニーマルヨガ」などの講座を開催。2024年10月東京・銀座にオープンしたアーユルヴェーダの叡智を基にし、心と身体の真の健康と究極のアンチエイジングのためのオーダーメイド施術プログラムを施す「THE HUNDRED WELLNESS SALON」の監修も行う。多くの著名人や経営者をはじめ、人生における本質の学びや健康を求める人から支持を得る、いま日本で最も人気のある瞑想家・ヨガ指導者のひとり。
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