2位は京都府(60.6点)、3位は沖縄県(59.6点)、4位は福岡県(54.6点)、5位は東京都(53.2点)が続いた。
ブランド総合研究所の田中章雄社長は、「北海道は16年連続で1位を誇り、その魅力は圧倒的。『ぜひ行ってみたい』と回答した人は53.1%で、他の地域よりも観光意欲度が高いことが特徴である。特に札幌市や函館市、小樽市といった主要観光地の人気が高く、地域ごとの差別化に成功している」と分析する。
また、函館市出身のアーティストであるGLAYの影響など、地元出身の著名人の活躍が観光をさらに後押ししており、地域全体で観光を盛り上げているといえる。
このように、地域創生を見据えた戦略が成功しているケースがある一方で、地域全体で観光を盛り上げる新しい観光戦略が必要な地域は多いと考えられる。
観光で訪れる側の人たちも、各地域の取り組みを事前にリサーチした上で現地を訪れると、より興味の幅が広がるのではないか。
(フリーライター 西嶋治美)