「2025年問題が話題になることでシニアに注目が集まります。現在も働き続けることができているシニアの人が、どういうキャリアパスを進んだかを参考にすることもひとつでしょう。ロールモデルを見つけることです」

 同じ業界である必要はない。できれば普遍的な例がいい。今は副業、兼業をしている人も増えている。スポットワークなど、興味がある分野でお試し副業という方法もある。

「リスキリング習慣は、変化適応力にもポジティブに影響していることが報告されています。変革する社会に備え、変化適応能力を身につけると可能性がさらに拡大するのではないでしょうか」(田村さん)

(ライター・鮎川哲也)

AERA 2024年12月23日号より抜粋

AERA dot.より転載