自分の持つテクニックを
他人に伝えられるかが重要
◆他の人が自分と同じように上手に仕事をこなせるかどうかを心配するのではなく、どうすれば自分と同じように上手に仕事をこなせるようになるかを考える
他の人を訓練し、あなたが使っているテクニックを正確に伝える方法を考案するには、深い思考が必要です。トレーニング、コーチング、アプレンティスシップ（見習い）を組み合わせて使うことはできるか、あなたが身につけているテクニックやアプローチの仕方を学ぶのに役立つマニュアルやビデオをつくることはできるかと考えることが重要です。
その仕事をうまくこなせるのがあなただけというのは、組織にとってもあなたにとっても持続可能ではありません。
◆自分のやり方が必ずしも唯一のやり方ではないことを念頭に置く
部下に仕事を任せる場合、部下が別のアイデアやアプローチを提案してくる可能性は十分にあります。自分のやり方が唯一だと主張するのではなく、他の人が使うかもしれない別のやり方を受け入れるようにしましょう。他の人のやり方が、実はあなたのやり方よりもすぐれていることに気づくかもしれません。その可能性を排除することも、してはいけません。
◆部下に効果的に仕事を任せることは、あなたが有能なマネージャーであることを示すことで、あなたの印象を悪くすることではない
任せることは怠けることではありません。逆に、うまくデレゲーションすることはよいマネージャーの証拠です。
◆自分は仕事中毒かを客観的に考えてみる
時間を埋める手段として、反射的に仕事を増やしていませんか？ 仕事以外の活動への興味が欠けていませんか？一日の仕事を終える時間を決めず、延々と仕事を続けていませんか？やるべき仕事がいつももうひとつありますか？これらの質問のどれかに「はい」と答えた人は、ワーカホリックの可能性があります。仕事と仕事以外のバランスを取り戻しましょう。
◆細かいことまでコントロールするのではなく、一歩引いて、部下の仕事のあらゆる面に介入したい衝動を抑える練習をする
これは難しいことですが、チームの成長には欠かせません。部下に期待する成果を明確に伝え、それを達成する方法を部下に考えさせましょう。また、些細なことにとらわれるのではなく、全体的な目標や成果にもっと目を向けましょう。細部にこだわる前に、その細部が本当に重要かどうかを自問してください。
