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年末が近づいてきた。今年1年、忙しく働いてきたマネジャーの皆さんも、ようやく一息つけるタイミングかもしれない。そんな年末年始休暇にこそ、年明けの自分とチームのために、ぜひ考えておきたいことがある。(ギックス共同創業者 田中耕比古)
年末年始は「仕事の借金」を
一気に返済する大チャンス!
年の瀬が近づくにつれて世間はどんどん浮足立ってきますが、マネジャーの皆さんは、「やっと今年も終わる」という安堵の気持ちと同時に、こんな「モヤモヤ」を抱えてしまうのではないでしょうか。
「あの案件、今年中に決着をつけたかったなぁ……」
「○○君とは、そろそろ腰を据えて話した方がいいと思っていたんだけどなぁ……」
「変えたい変えたいと思っていたあの運用ルール、結局、来期まで持ち越してしまいそうだなぁ……」
日々の業務に追われていると、どうしても「今日やらないと困ること」から手をつけざるを得ません。
その結果、「じっくり考えるべきテーマ」「腰を据えて話すべきテーマ」は、後ろに追いやられてしまいます。
私はこうした状態を、「仕事の借金を抱えている」と表現しています。
年末年始の長期休暇は、この「仕事の借金」を一度棚卸しし、新しい一年を“先手”を取った状態でスタートするための準備期間として活用することが可能です。
今回は、本連載でも以前取り上げた「人が休んでいるときに少しだけ頑張る」という話とは少し視点を変えて、
• 仕事の借金をどう捉えるか
• 休暇中に何をしておくと先手が取れるか
という観点で考えていきたいと思います。







