35【「協力」の型】
この型は、伝え方だけではなく、具体的な行動を足すことで成立する型です。
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「Gくん、今度の歓送迎会、幹事をお願いできないかな? あんまり負担かけたくないから、僕のほうで去年までに開催したお店のリストを送っておく。人数も来週には決まると思うから、Gくんはお店を押さえるのと、当日の進行をお願いできない?」
この型より前のものと比べると、Fさん自身が動く手間が増えています。お願いごとのハードルが高いと判断される場合は、こういうふうに負担を自分と相手で分けることを説得の材料にして伝えることも効果的ですね。
または、自分にも負担があることがもともと決まっている場合のお願いごとは、こういう伝え方をしてみるという手もあります。
さて、いろいろなケースに当てはめて展開してみましたが、どれが正解かというのはケースによると思います。Gさんの性格やFさんとの関係、社風やタイミング、会の規模によってハードルも変わるでしょう。
大切なのは、何か1つお願いごとをするにしても、いろんな伝え方のパターンが選べること、それぞれのケースで最適な伝え方が変わってくることを知っているかどうかです。一度ご自身でもいろんな型に当てはめて実践してみることをおすすめします。