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あえて「年収を下げる転職」を選び、後にキャリアが爆伸びする人と沈む人がいます。実は高年収層ほどこの戦略を用い、“ある法則”で年収をV字回復させているのです。なぜ年収1500万円以上の人は、途中で年収を落としてまで新たな環境に飛び込むのか?ジョブホッパーに陥らず、転職を成功に導く「3つの法則」に迫ります。(クライス・アンド・カンパニー代表取締役 丸山貴宏)
高年収の人が描く「のこぎり型」の年収カーブ
「あえて年収を下げて転職する」という選択があります。たとえば大企業からスタートアップに移り、いったん年収は下がるが数年後に経営幹部となり、年収も以前の水準より上がるような転職です。
要は目先の収入が一時的に下がっても、成長性の高い領域に移ったり、新たなチャレンジで希少性の高いスキルを身につけたりする、長期的にキャリアを伸ばすための戦略的な転職といえます。
下がったぶんは損なのかというと、そうではありません。挑戦によって得られる新しいスキルは、いわば「見えない給与」です。見えない給与を受け取り、これまでのスキルとかけ合わせていけばより大きな成果が出せるようになり、給与も上がっていきます。
伸びていく人の年収カーブの多くは、上下動をジグザグ繰り返しながら長期的に上がっていく「のこぎり型」を描きます。ガクッと落ちたように見えるのは新たなスキルや知見を身につけているときです。次にそれを武器にグッと上げていく。そしてまた次の挑戦のために、あえて年収を落として新しい世界へ飛び込む。
実際、年収1500万円以上の人は、こうしたパターンを繰り返している人が多いと感じます。
成長分野への「目利き」と「波乗り」の罠
ただし、下がった年収を取り戻せないままキャリアの迷子になる人もいます。ここで肝心なのは「一度下がった後に上がるかどうか」です。
そこで問われるのは、どの新しい世界に飛び込むかの「目利き」です。これから伸びる成長業種、あるいは希少性の高い職種に着目できるかどうか。そこの目利きを誤ると、せっかく下げてチャレンジしても、上がり目がないかもしれません。
もう一つ気をつけたいのが「波乗りジョブホッパー」にならないことです。今の場所できちんとスキルや経験を身につけないうちに目移りして移ってしまうと、なにも身につかないままで終わってしまいます。
そうならないためには、転職するからには「もう転職なんてしない」くらいのつもりで行くべきです。最初から「2、3年いたら辞めて次へ」と思っていては、仕事に魂がこもりません。年収を下げてまで行くのなら、それなりに腹をくくる必要があります。
自分の要求を通そうとする転職はうまくいかない
「自分軸」だけで転職しないことも大切です。転職先選びは新しいスキルの獲得などの自分軸だけでなく、企業の経営者や一緒に働く仲間、事業のミッションを理解し共感したうえで行わないと、うまくいかなくなります。
自分が欲しいものは、自分軸ではなかなか手に入りません。経営者や会社に惚れ、「この人と一緒に事業を大きくしたい」と思える「他人軸」があるときにうまくいくのです。逆に、自分の要求だけをガチガチに通そうとする人は、結局すぐ辞めてしまいます。自分軸と他人軸が重なることが大切なのです。
あえて年収を下げる転職で爆伸びする人と、そのまま沈む人。その違いは、成長分野を見極める目利き、波に流されずスキルと経験を積み上げる姿勢、そして「誰に賭けるか」を見定めて腹をくくる覚悟――この三つに尽きると思います。
【詳しくは…!】“年収を下げる転職”で「キャリアが爆伸びする人」と「そのまま沈んでいく人」の決定的な違い
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