誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになります!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
「やらなきゃ」から解放される!
今日は「義務だと思うから面倒」というお話をしたいと思います。
実はいま、自力で公式ホームページをつくることにチャレンジしています。つくろう、つくろうと、これまで思いながらも、どうしても面倒くさく感じて、ずるずると後回しにしてきたんです。
でもようやくコンセプトが固まって、少しずつ進めることを決意しました。
「つくらないといけない」という義務感
これまでは新たな仕事の窓口は、X(旧Twitter)のダイレクトメッセージなどでまかなっていて、公式ホームページがなくてもそれなりに回っていました。
それでも、やはりいつかは公式ホームページをつくらないといけないと感じていました。特にメールアドレスがフリーアドレスというのは、どこかカッコ悪い気もしていたんです。
ただ、ホームページをつくるのは、調べれば調べるほど、レンタルサーバーやドメイン、WordPress、SEOなど、いろいろな専門用語が出てきて、なんだか難しそうで億劫になってしまいました。
それで専門の業者に頼もうかとも考えたのですが、見積もりをとると驚くほど高額だったり、逆に安い業者でも信頼できるのかどうか分からなかったりして、結局後回しにしていたんですね。
「やらなきゃ」から「やりたい」へ!
そこで最終的に、自分でサーバーを借りて、少しずつコツコツつくることにしました。金額的にも抑えられるのと、自分のペースで進められるからです。
それに、ホームページ作成についての初心者向けの分かりやすい本を1冊買って読んでみたら、「これならできそうだ」と思える内容だったんです。
本を読んでいるうちに、まるで新しいガジェットを手に入れたような気分になってきて、自分でいじってみたい、やってみたいという気持ちが湧いてきました。
そして、「これは義務じゃなくて、遊びだととらえるとすごく楽しい」ということに気づいたんです。
めんどくさいが一瞬で楽しくなる!
「オモチャ化思考」のススメ
義務だと思っていると面倒くさく感じるのに、「これは僕のオモチャだ」と思うと一気にやる気が出てきて、むしろ早くつくりたくなってきました。
めんどくさいと感じることがあったら、「これを遊びにかえられないか」という視点で考えてみるといいんじゃないかと思います。
そうすることで意外と楽しく取り組めるようになり、これまで停滞していたことも、どんどんはかどるようになるかもしれません。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。