具体的には、どういうこと?
極論で言うとわかりやすいと思うんですが、例えば「いや、10年後はパキスタンで農業をするんですよ」なのか「日本で今の業界に居続けるんですよ」なのかで、少なくても姿勢の向きは変わりそうじゃないですか。
この場合、前者だったら「今の業界からは離れるつもりなんだな、そして日本じゃないという可能性も視野に入れているんだな」というのがわかるわけですし、少なくても「結構大胆にキャリアを考えているんだな」とかはわかる。
実際にそこが着地点になるかはわからないですが、方向性としてはイメージつきやすいですよね。
このようにどの方向を向いているか?がわかると、「じゃあ、その一歩めの仕事としては、AとBだったら、Aの方がいいかもね」というのを上司が設定しやすくなります。
上記の例だと「海外で仕事をするのに興味があるのであれば、海外のお客さんとのやりとりが発生するとこでやってみる?」とかかもしれませんし、「農業をやるなら流通も知っておいた方がいいから、そこがわかる仕事をやってみる?」とかになるかもしれません。
もちろん「どうなるかわからないので、目の前のミッションをめっちゃこなしていきます」というのも方向性なんで、それはそれでありです。
姿勢の方向性がわからないと上司は「適当な仕事」を振るしかなくなる
なので、これを聞かれた時に、「着地点がわからないから、わからない」と答えてしまうと、なんでもアサインしていい、となってしまうんですね。
どんな人でも「こっちはないな」というのはあると思うんです。例えば「これはやりたくない」とか「こういう状況にはなりたくない」とかはあったりするじゃないですか。
そういうのがあれば「少なくてもこっちではないなと思っています」というのを伝える、でもいいわけです。
360度、向かう方向があるとしたら、そのうちの「この30度の範囲の中です」と言えるとわかりやすいですが、「この60度は違います」というのを伝えるだけでも、上司は参考になるはずです。
というので、「どの方向を向いているのか」という姿勢を伝えるんだ、というふうに理解するとわかりやすいんじゃないかなーと思いました!
確かにちょっと難しい質問だよね……と思ったので、この記事を読んで「ああ、着地点を聞いているんじゃないんだな」と思ってもらえると、面談がスムーズに行くかなーと思いました!
頑張ってください!