講師の年齢層が高めで、社会人留学生にはうれしい
特徴的なポイントとしては、社会人を想定して講師の年齢層を少し高めにしていること(一般的なフィリピンの語学学校では、20代前半くらいの若い講師が多い)。体験レッスンも受けさせてもらったが、マンツーマンで話をしていて大人が疲れないレッスンだった。ある程度の共通認識や世代に合わせた言葉遣いというものがあるため、会話の相手との年代があっているというのは、実は重要な着眼点だ。
「食事の心配がない」だけで、仕事も勉強も本当にはかどる
BECIでは土日も含めて1日3食の食事が提供される。フィリピン留学全体でみると、いくつかの人気校では、この食事がまるでホテルのビュッフェのようになっており、学生を獲得するため、Instagramに載せてもらえるようにと競い合いになっている感があるが(これはこれで短期であればとても楽しい。しかしそのせいで学費が高い)、ここBECIシティキャンパスの食事はいい意味でいたってシンプル。ごはんやパン、スープの他におかずが3-4品ある定食スタイル。普段の仕事もこなしながら体験取材を続けている、いわば「勉強をしながら英語学習をしている」皆さんと慌ただしさの面で似た立場でここに滞在している筆者にとって、これは非常にありがたかった。
私はプライベートにおいて、1日3回の食事の準備を常に考えないとならない立場にあるが、その任務を免除され、食事の時間に決まった場所に行きさえすればいつでもごはんが食べられる安心感があるだけで、リモートワークをして過ごす1日24時間の中で、学習時間1~2時間の捻出ができるように感じた。男女関係なく、子供のあるなしにも関係なく、普段仕事をしながら家族の食事担当をしている人がこのスタイルで留学した場合の快適度合いはものすごいと思う。
本記事のテーマからはやや離れてしまうが、フリーランスという働き方が増える今後の社会での理想的な暮らし方にすら感じてしまった。