有給1カ月+リモートワークの夜間受講で長期留学を実現
この学校に留学中の女性(クリエーター、30代)とお話できる機会があった。彼女の留学期間の作り方には工夫があり、会社に属しながら英語を習得したい方にとって参考になりそうなので、紹介したい。
初めの1カ月は、残っていた有給を使い、ESLと呼ばれる一般英語のコースを日中フルで受講し、英語力の基礎を作った。次の1カ月は、夜間にも開校しているBECIシティキャンパス独自のコースに変更し、日中はすべて仕事の時間に充てる留学生活にスイッチする。
これにより、数カ月という長い期間の留学を可能にした。リモートワークが順調に進み、バギオという土地を好きになれば、この働き方は彼女にとってサスティナブルになる。願えば半年でも1年でも留学することができるので、確実な英語力が身につくだろう。
BECIシティキャンパスは、社会人に特化していることから規則も比較的緩やかで、門限がなく、自室の中ではお酒を飲むこともできる(逆に言うと、多くの学校には門限があり、お酒に関して厳しいルールのあるところが多いということだ)。もし私自身が通えるコースがあるのならば、ここで仕事をしながらずっと勉強していたいなと思えるような学校だった。
取材時に2日間使わせてもらったセミマスターシングルの部屋は、ベッドルームの横に、森が見えるパティオのような空間がある。収納も十分だ。部屋の外にはルームメイトとシェアするリビングとキッチンがある。見ての通り、インテリアにも自然と調和する工夫があって、大好きになってしまった。プライバシーを保ちつつ、ルームメイトも持てて、かつ広いスペースを価格を抑えて使える。学生寮というよりも、プチロングステイのような生活ができる。社会人の、特に女性にはこの部屋がお勧めだと思った。