誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになります!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

対応

【精神科医が教える】対人関係の極意…嫌な人がなぜか態度を改める“意外な対処法”
相手の言動は、
性格というより
学習の結果なの。

それをすれば相手にとって
いいことが起きるから。
相手の言動が嫌なら、
対応を変えるのが得策よ。

私たちが目にする相手の言動は、生まれ持った性格というより、過去の経験から学習した結果であることが多いのです。

人は、自分にとって良いことが起こると学んだ行動を繰り返します。つまり、相手がある言動を取るのは、それが何らかの形で利益をもたらしているからです。

もし、相手の言動が不快であれば、ただ不満を抱えるのではなく、自分の対応を変えることが効果的です。

例えば、相手が強引な態度をとるのは、それによって望む結果が得られているからかもしれません。その場合、あなたが違う反応を示せば、相手も行動を変える可能性があります

人間関係において、相手を無理に変えようとするよりも自分の対応を調整するほうが、状況を改善しやすいのです。賢く対応を変え、より良い関係を築いていきましょう。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。