「自分に市場価値はあるのか?」→転職活動しなくても分かるシンプルは方法とは写真はイメージです Photo:PIXTA

「けんすう」の名で発信を続ける連続起業家・古川健介氏のもとには、中高生から大人まで様々な人たちの相談が寄せられる。当連載「けんすうの頭の中」では、心のモヤモヤがスッキリ晴れる、けんすう氏の回答を紹介する。第20回は【自分の市場価値がわからない】と悩む、ビジネスパーソンからの相談だ。

自分のスキルは、他社で通用するのか…?

「属組織的になりすぎた、その後のキャリアの考え方」について相談させてください。

 私がそうなんですが、属組織的になりすぎると、なかなか転職市場の即戦力的な売り方に悩んでいる例ってあるかな……と思いまして。

 私は小規模(100名以下、未上場)の会社に新卒で入りまして。そこから10年以上社長直下で、会社の本業に直接は関わらない新規事業を、ごく少数(基本社長と自分とあと数人)で担当してます。

 正直、強烈な実績というものはないです。

 その組織では一応管理職にはなったものの、びっくりするくらい他所をしらないキャリアになってしまったなと。

「自分に市場価値はあるのか?」→転職活動しなくても分かるシンプルは方法とはけんすう(古川健介) アル株式会社代表取締役。学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年株式会社リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社ロケットスタート(のちの株式会社nanapi)を創業。2014年にKDDIグループにジョインし、Supership株式会社取締役に就任。2018年から現職。会員制ビジネスメディア「アル開発室」において、ほぼ毎日記事を投稿中。

けんすう氏の回答は?

 組織のためのスキルなのか、そうではないのか。

 こういう悩みはたしかにすごくわかるな……と思いまして。

 その組織の中でしか通用しない(けど重要)なものというのは結構あったりします。