米グーグルが新たに発表した人工知能(AI)への大規模投資はベストなタイミングではない。それでもなお、必要な投資だと思われる。グーグルと親会社アルファベットの最高経営責任者(CEO)を務めるスンダー・ピチャイ氏は4日に行った2024年10-12月期(第4四半期)の決算発表で、今年の設備投資に750億ドル(約11兆5000億円)を充てる計画を明らかにした。これは昨年の525億ドルに比べて大幅な増額であり、ウォール街が予想する今年の売上高の19%に相当する。グーグルの設備投資額はこの10年間で著しく膨らんだが、年間売上高に対する割合は同期間平均で13%を下回っていた。