マリフアナ(大麻)所持の容疑で2021年からロシアで拘束されていた米国人男性マーク・フォーゲル氏が解放され、ドナルド・トランプ大統領の特使が仲介した取引により11日夜に米国に帰国した。トランプ政権はフォーゲル氏の解放を、ロシアとの関係改善とウクライナ戦争終結に向けた協議の進展の前触れとして歓迎した。オンラインのフライトトラッカーは11日にスティーブ・ウィトコフ中東特使の私用機をモスクワで確認したが、ロシア政府は同氏の滞在を把握していないと否定していた。フォーゲル氏は11日、米国旗を首に巻いてホワイトハウスの南庭に到着し、トランプ氏に直接出迎えられた。同氏は大統領とスタッフ、そして自身の家族に感謝の意を述べた。