米実業家イーロン・マスク氏は、米オープンAIを統括する非営利組織に対する974億ドル(約15兆円)の買収提案を撤回する可能性を示唆した。非営利組織の取締役会が営利企業への転換を中止することが前提となる。マスク氏の弁護士は12日の裁判所への提出書類で「オープンAIの取締役会が慈善団体としての使命を保持し、転換を中止することによって、資産『売り出し中』との看板を下ろすことを明確にするなら、マスクは提案を取り下げる」とした。マスク氏率いる投資家連合は10日、「チャットGPT」開発元のオープンAIに対する買収提案を明らかにした。オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は断固拒否する姿勢を示した。
マスク氏、オープンAIが非営利維持なら買収撤回も
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