ドイツの次期首相になるとみられる中道右派の野党キリスト教民主同盟(CDU)のフリードリヒ・メルツ党首は、イーロン・マスク氏が極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」を自身のプラットフォームXを通じて後押しした代償に直面するだろうと警告した。23日の総選挙を前に各世論調査でトップに立つメルツ氏は、マスク氏による選挙介入だとするこうした行為について、「この選挙活動で起きたことは看過できない」とウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に語った。マスク氏はドイツ国民にAfDへの投票を呼びかけ、同党がドイツを救えるとXで繰り返し主張。AfDの首相候補であるアリス・ワイデル共同党首と対談し、その後、選挙集会に動画で生出演した。